(かきかけ)仕事する部長と仕事しない部長

仕事する部長はギャンギャンわめきながらも自分も仕事する。

仕事しない方は、誰かを捕まえては「

  • アレは出来てるのか
  • コレはどうだ
  • アレをしてくれ
  • コレをしてくれ
  • アレをしたいんだ(自分ではやらない)
  • コレをしなきゃならないんだ(自分ではやらない)

言うだけ。

何なんだろうね。
そして最近中途採用の部長様が増えてきたんだが、大体後者だ。

私の仕事観(前職)

私は前職、技術系の企業に在籍していた。
技術系と言ってもIT系ではなくて、「建設コンサルタント」と言う奴だ。国土交通省とか地方自治体で土木やら環境やらの仕事を代行する。計画を立てる。施策を立てる。などなど。
あいにく私は「建設コンサルタントとは○○だ」と言えるほどの知識も経験もなく、前職が何だったか説明するような場面では、「建設コンサルタントだったんだよ。うーん、簡単に言うと環境系」みたいな感じでお茶を濁している。
私はそこで社内システムの維持、社内ネットワークの維持の傍ら、自社で作る環境予測ソフトのサポート、カスタマイズ、ホームページ作成、システム作成など手がけていた。
技術系の会社全てがそうなのか分からないが、上司がいて、上司も技術者だった。その上司も技術者だった。社長と仕事をしたことは無いが、社長を含め、会社を設立した3人は前職が同じコンサル会社だったとの事だから、社長も技術者だったのだろう。
私は情報系と言っても理系の有名大学を出たわけでもないし、あまりパッとしないコンサル人生だったのだが、建設コンサルタントの場合はある程度のキャリアパスが決まっていて、大体

  • 理系の大学を出る(測量士補と技術士補)を持ってる
  • 技術に沿った実務資格を取る。(公害防止、環境計量士、測量士、、、)
  • 人によってはRCCMを取ったりする。
  • 自分の分野の技術士を取る。
  • 1つめの技術士がとれたら総合技術監理部門を取る。

というのと、

  • テクリス業務の積み重ね
  • 学会論文等を出す

あたりの繰り返しじゃ無いかと推察する。自己研鑽と技術業務のスパイラルでした。
まあ概ね、

  • 自分の仕事をしながら
  • 部下の面倒も見て技術的なフォローもして
  • 売上げ管理・進捗売上げの管理・

をしていたのが上司。

  • 自分の仕事だけする

のが私だった。

現職の環境

  • 実務しない
  • 管理が半端
    • アレできた?コレできた?ソレできてないじゃない みたいなメールは大量に来るけど、技術的に一歩踏み込んだ議論は出来ない。

上司

(前職で長年上司だった人の話)
当時の私の直属の上司Fサンも、情報系の資格を取ったり(高度を一個とって終わってたけど。)RCCMを取ったり、システムの仕事をしたりしながら、管理をしていた。まあでも基本放置の人であまり管理はされなかったけど、私から見ると、技術者として尊敬していて、年の割には新しい技術を取り入れていったり、GISとか詳しいし(幾何学が得意)、割と何でも尻込みせずにやってしまう人だった。
SE/PGっていう職業は人によって5倍10倍の生産性の違いが出るけど、私と上司の間は10倍じゃ全然効かないんじゃ無いかと思う。

上司の上司

(もっとも尊敬する上司の話)

私の上司感

でも待てよ

(技術系の会社じゃないなら、技術系の部署でも上司が素人ってパターンもあるんじゃないだろうか)
(鈍感で技術的に無知な人が経営者である事のメリット)

仕事の定義が違う

私は「仕事しないオッサン」たちを快く思わないのだが、この人たちが、じゃあ普段何をやっているかと言うと、「判断」なり「指示」なりをしている。

たとえば現場のリーダーがこの役割を出来るかと言うと、たとえば「基幹システムのリプレイス」を考えたとき、たとえば技術者的CIOがコレを出来るかと言うと、たぶんいろんなしがらみを考えてしまうし
ただでさえ日頃の仕事が多い中で新たな負荷(しかもクリティカルで巨大)を背負うかというと、たぶん背負わない。

ある意味、技術に無頓着なほうが非技術系の会社経営には適しているのかもしれない。